ムーブメントデイレクション(動作の方向)

<動作の方向を意識すればターゲットの筋肉を集中的に鍛えられる>

「ムーブメントデイレクション」とは、トレーニング動作の方向を意味します。筋肉をただ動かしているだけではいけません。なぜなら、筋線維は縦、横、斜めと複雑に走っているから。「鍛えたい」と思う筋肉が横向きに走っているのに、縦方向に運動をしても効果は出ないのです。トレーニング動作は必ず、筋肉が走っている方向に合わせて動く。そうすることで、初めて筋肉がすみずみまで使われ、筋肉が効率的に成長し始めます。そこで、トレーニング種目によって「ひねる」「スタンス(足幅)やグリップ(持ち幅)を変える」など、動作の方向に工夫を加え、筋肉ごとに適した動きに変更していくこと。それが筋トレのコツとなるムーブメントデイレクションです。

  <筋肉を鍛え分けて弱点を克服しよう>

ムーブメントデイレクションを工夫するとさまざまな筋肉を鍛えられます。動きの変化によって違う部位を集中的に攻め、各筋肉を効率的に強く大きくするのです。また、フルストレッチとフルコントラクションもしやすくなるので、効率のよいトレーニングができるようになります。同じダンベルのあげおろしトレーニングでも、動きの方向によって鍛えられる筋肉は異なる。”ダンベルスピネートカール”・・・手の甲を正面に向け、ひねりながら持ち上げる。上腕二頭筋はフルストレッチ、フルコントラクションの状態により近づく”ダンベルアームカール”・・・ひじを曲げ、手のひらを上に向けてウエイトを上下させる。上腕二頭筋に負荷がかかる。